4月11日にリリースされた、最新版のMicrosoft Dynamics NAVベースのクラウドシステム「Project “Madeira”」の目玉機能として、Outlookとの連携が大幅に強化されました。Outlook Onlineの画面のまま、さまざまな業務が進められます。

今回は、Project “Madeira”を使って、お客様からのOutlook Onlineで受信したメールから、見積書を作成してみたいと思います。

※プレビュー版なので、販売される際の仕様と若干違う可能性があります。

Dynamics NAV Project “Madeira”とOutlook Onlineの連携が設定できていない方は、こちらの記事をご覧ください。

まず、Andy Tealさんからのメールを確認してみます。

Andyさんからは、彼の事務所を改装するにあたって、新しい家具を購入するので、見積書が欲しいと依頼してきました。メール本文の上にある、「Project “Madeira”」ボタンを押します。


 

Project Madeiraへのログイン画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを入力し、ログインすると、以下の画面が表示されます。これでOutlookとProject Madeiraとの連携設定が完了しました。


 

「Have you signed in to Project Madeira…」のメッセージが表示され、ログインが完了したかどうかを確認しています。「Done」をクリックします。


 

これで、Project Madeira上に登録された、得意先マスタの情報をもとに、Andyさんの会社、「The Cannon Group PLC」社の債権情報が表示され、今期の売上情報等も表示されています。


 

社名の右にある+ボタンを押すと、そのままこのOutlook画面から、見積書、受注伝票、請求書、赤伝が作成できるようになっています。今回は、見積書の「Sales Quote」をクリックします。


 

見積書S-QUO1003が表示されました。ここから、Editを押して、見積書を編集したりすることが可能です。


 

メールに書かれていた、3つの商品をコピー&ペーストで作成しました。数量を入れると、自動で合計金額が計算されます。


 

画面右上の「・・・」をクリックし、「Send by Email」を押すことにより、そのままメールで見積書を送付できます。


 

新たな画面が立ち上がり、Andyさん宛にメールも文章もOutlookが自動で作成してくれました。

試しに添付のPDFファイルをクリックしてみます。


 

すると見積書のプレビューがWord Online上で確認できました。ここから「編集を続行」をクリックして、見積書の内容を編集することも可能です。