Office365-May2016Update

この記事は、5月25日にOffice 365公式ブログで公開された記事「New to Office 365 in May—updates to Skype for Business, Outlook, SharePoint and more」を和訳したものです。

今月は、Office 365のアップデートに加え、リアルタイムのチャット連携機能をOffice 365ウェブエクスペリエンスとして提供し、OutlookやVisioにも新しい機能を追加しました。更に、今月初めにはSharePointとOneDrive for Businessも更新しました。

商用向けのお客様にはOffice 365のウェブエクスペリエンスとして、リアルタイムチャット機能を追加

先月はWindowsのWordとPowerPoint向けにSkype for Businessの更なる連携強化を発表しました。そして今回、商用向けのお客様へはOffice Onlineと連携し、リアルタイムチャット機能を追加し、ウェブ版のWord、Excel、PowerPointとOneNoteで使用できます。SharePoint OnlineとOneDrive for Businessのどのドキュメントからでも、青色の「Chat」ボタンを押すだけで、ブラウザで共同編集中のメンバーと連絡できます。 詳細については、Office Onlineでのリアルタイムチャットをご覧ください。

 

ウェブ版のOutlookではSkype for Businessのチャット機能を追加しました。画面の上にあるナビゲーションバーからSkypeのアイコンをクリックして連絡先を検索、Outlookのメールやカレンダーを使用しながらチャットが可能です。さらに連絡先カードから「IM」ボタンをクリックしても会話が可能です。

 

複数のプラットフォームでOutlookをアップデート

今月はOutlookでまだ複数のアップデートを予定しており、最新の予定やタスクの情報をすべてのデバイスから提供します – スマート時計からも!

Android Wearでウォッチフェースサポートを提供

Android Wear上のOutlookでは、すでに通知機能や、メールの閲覧、プリセットされたメッセージか音声認識で返信したりすることができます。来週のアップデートでは、さらにOutlook ウォッチフェースにより、瞬時に今日の予定が確認できるようになります。ダイアル上にスケジュールが表示され、今後の予定の詳細が確認できます。受信ボックスの未読数が表示され、タップ1つで詳細が確認可能です。ウォッチフェースをカスタマイズして、その日のスタイルに合わせて色を変えたりもできます。

 

Outlook for Macの言語サポート強化

Outlook 2016 for Mac では、アラビア語とヘブライ語をサポートし、右から左への入力をサポートします。お客様からの強い要望により、新しいエディターを提供し、書式設定を強化しました。

AndroidとiOSでのOneDriveとSkype for Businessの機能強化

OutlookからOneDrive for Businessに保存されたファイルへのリンクをEメールできるようにしたことで、ドキュメントのコラボレーションをより簡単にし、常に最新のバージョンへアクセスできるようにしました。 来週公開予定のアップデートでは、SkypeミーティングへはOutlookのイベント詳細からタップ1つで参加できるようになります。

 

Skype ミーティングでの事前添付機能

Outlook 2016か、ウェブ版のOutlookでSkypeミーティングへ招集する際にファイルを添付すると、Skypeミーティングを開始した際に自動で添付ファイルも参加者全員に表示されます。クラウド上に添付したファイルはすべて自動で参加者へアクセス権限が付与されます。これにより、Skypeミーティングの参加者全員がミーティング中に共同編集できます。詳細はSkype for Businessミーティングで招集する際にファイルを添付(英語)をご覧ください。

 

Office 365でのSharePointとOneDrive for Businessの機能強化

今月初めにSharepointの新しいクラウドファースト、モバイルファーストビジョンとロードマップを発表しました。すでに一部の改善内容を提供し、人々がエンパワーできるように支援し、チームや組織がよりインテリジェントに発見し、コンテンツをどのデバイス、どんな場所からでも共有・共同編集できるように支援しています。

シンプルかつパワフルにデバイスをまたいで共同編集・共有できるようになりました。 OneDrive for iPhoneとiPadが使用可能になり、シームレスにSharePointのドキュメントライブラリや、Office 365グループ、OneDrive for Business から共有、編集、オフライン作業することが可能になりました。ウェブではOneDrive for BusinessからSharePointチームサイトやOffice 365グループへファイルをコピーできるようになりました。Office Graphのテクノロジーにより、ウェブと OneDrive for Androidで追加された 新しい「Discover」(発見)ビューではファイルがあなたを検索し、より簡単に、より短時間で見つけることが可能になりました。今年はさらにこれらの機能をより多くのプラットフォームで提供していきます。

 

SharePointも更新し、イントラネットをよりモバイルで、インテリジェンスで、よりパーソナライズしたものにします。新しいSharePointモバイルアプリでは、会社のコンテンツやサイト、アプリへどこからですぐにアクセスできるようにします。iOS版は6月末に、AndroidとWindows版はその後にリリース予定です。ウェブ版のOffice 365では、新しいSharePointのホームページを提供し、チームサイト、検索、チームや組織をまたいだアクティビティのビューが可能になったため、「サイト」を「SharePoint変更しました。SharePointドキュメントライブラリとリスト(近日公開予定)では、OneDriveをベースとしたシンプルで 親しみのある新しい見た目になりつつ、SharePointのカスタマイズ機能とリッチなコンテンツ管理へ直観的にアクセス可能です。近い将来にはPowerAppsとMicrosoft Flowも直接SharePointから接続できるようになります。

 

Visio Pro for Office 365のAutoCAD 2013/2010
ファイルサポート

視覚的に高度な情報を共有したり、業務プロセスの文書化等をするためにおよそ1200万人以上の方がVisioを使用しています。Visio Pro for Office 365 のお客様は、さらに最新版のAutoCAD 2013や2010ファイルを取り込むことが可能になりました。建築家、エンジニア、運用チーム等の方々は、AutoCADのデザインをより効率的に共同編集することがVisioで可能になり、コメントや注釈を追加できます。例えば、建物のAutoCAD図面を開いて、人々や設備を図面に追加することにより、リソースをより簡単に把握したり、重要な設計情報を他のメンバーと共有できます。Visioを使ったAutoCADの共同作業については7月12日のウェブキャスト(英語)をご覧ください

今月の更新内容についての詳細は、以下からアクセスしてください。(5月26日現在、日本語版はまだ提供されてません)Office 2016 | Office for Mac | Office Mobile for Windows | Office for iPhone と iPad | Office on Android

Office 365 Home または個人のお客様は、Office Insiderへサインアップして、最新の効率化されたOfficeをお試しください。商用向けのお客様で標準リリースのお客様は、先行リリースへ切り替えることにより、最新版へ早くアクセスできます。

Kirk Koenigsbauerより

 

情報元:New to Office 365 in May—updates to Skype for Business, Outlook, SharePoint and more