マイクロソフトはPower BIのモバイルアプリを更新したことを2016年6月28日にPower BIの公式ブログで発表しました

以下はその和訳内容です。

Power BIの6月度の更新では、新しい機能や改善を複数含めており、非常にわくわくしています。
アプリをお持ちでない場合は、こちらのサイトか、ご利用のアプリストアから是非ダウンロードしてください。

新しい機能でよりモバイルに

モバイルなBIは、データを常に保持ていくということではなく、カメラや、地理的情報サービスなどの端末の機能を活用することで、必要な情報を瞬時にアクセスできることです。今回のリリースでは、端末の機能を最大限に活用できる、複数の新たな機能を追加しています。将来的にはより詳細の各機能についてご紹介する予定です。

地理的フィルター機能(Geographic filtering)で、現在地の情報に関連する情報に集中することが可能に(iOS)

マップタイルを利用したダッシュボードでは、地図の中心地が、現在地になるようにできます。マップタイルがフォーカスモードになっている場合、現在地へさらにズームインして、自分の周辺のポイントのみを表示することが可能です。

それだけではありません。その他にもさらに機能があります!地理的フィルター機能を活用し、地理的情報が含まれているデータに関して、現在地に関連するデータのみにフィルターすることが、タップ1つでできるようになりました。例えば、現在地の都市、都道府県、国などの情報でフィルタが適用できます。アプリを使い続ける限り、フィルターを適用したレポートでは常にフィルターが適用された状態で表示できます。

詳細については設定地理的フィルター機能の使用方法をご覧ください。

タイルのQR機能は拡張現実(Augmented Reality)タイルへと進化 (iOS)

Power BIモバイルでは、QRコードが現実世界とBI情報を関連付けるリンクで、検索は必要ありません。6月度のリリースでは、さらにこの体験を強化し、iOSを対象に、QRを拡張現実モードへと進化させました。 Power BI サービスによってスキャンされたQRコードは、ARモードでレンダリングされます。AR機能では、現実のデータを維持しつつ、データを仮想的なオーバーレイとして表示させることができます。対象をタップすることで、インタラクティブモードへとタイルが切り替わり、元のダッシュボードへアクセスできます。詳細は現実世界のデータについてご覧ください。

バーコードを利用したフィルター機能

バーコードは、機械が視覚的に読み込める、物に紐付けられた物体です。バーコードは小売業で製品を特定するために幅広く利用されており、主に製品を認識するための番号が登録されています。iOS用のPower BIスキャナーでは、これら製品に印刷されているバーコードをスキャンすることが可能です。これにより、スキャンされたバーコードに関連するレポートが表示されます。バーコードに関する詳細情報は、近日別途公式ブログへ投稿する予定です。

詳細情報は、バーコードフィルターを活用するためのレポートの適正化の方法とPower BIアプリを利用してレポートをスキャンし、フィルター方法する方法をご覧ください。

新しいPower BI 通知センターがモバイルでもアクセス可能に

先日Power BI通知センターをPower BIサービスでの提供を開始し、すべてのアラート情報が1カ所で確認できるようになりました。通知センターはほぼ全てのAndroidやWindows 10モバイルのアプリへも配信が開始され、iOSでの通知センターはデータの詳細情報からダッシュボードの共有情報まで、より多くの通知情報が追加されました。これで重要な更新情報を逃す事はありません!詳細はPower BI 通知センターをご覧ください。

お気に入りのダッシュボードへモバイル端末からアクセス (iOS)

デスクトップやノートパソコンでアクセスしているダッシュボードが、モバイル端末からもすぐにアクセスできるようになりました。メイン画面の「お気に入り」タブへアクセスして、ダッシュボードを選択するだけです。ダッシュボードをお気に入りへ追加するには、ブラウザksらダッシュボードを開き、画面右上の星マークをクリックすることで追加出来ます。

SQL Server 2016 レポーティングサービス

最新のSQL Server が一般公開されました!全てのアプリでより早くデータが更新されるように端末への負荷を軽減しました。Winodows 10用のモバイルアプリでは、KPIからモバイルレポートかカスタムURLへドリルダウン出来るようにしました。AndroidアプリではSQL ServerレポーティングサービスKPIでの通貨マークの修正等を含む複数の不具合修正に対応しました。

モバイル端末でのスライサー機能の改善

スライサーはデータを探索したり詳細を確認するためには非常に便利な機能で、特にモバイル端末等の小さな画面でのデータの参照に便利です。今回のリリースでは報告された不具合への対応とモバイルレポートでの選択コントロール機能を追加しました。 Power BIデスクトップでスライサーを選択モードに切り替える事でモバイル端末上での動作が変わります。シングルセレクション(Single selection)で一つのスライサーをフィルター対象とするか、全選択(Select All)にすることで、全てのスライサーの選択内容が反映されるように設定可能で、設定された内容はモバイル端末にも適用されます。詳細はPower BIのスライサーをご覧ください。

更なる不具合修正と機能改善

このリリースでは上記意外の不具合修正や改善が確認出来ます。Windows アプリでは複数 改善によりパフォーマンスと動作の安定性が向上しました。Androidアプリでは、メール招待で共有されたダッシュボードへのアクセスの不具合修正が含まれています。

今回のアップデート内容は以上です!今回のアップデート内容や、機能改善内容に満足頂け、引き続き貴重なご意見をお待ちしております。今後の機能改善はこちらから投票頂けます。

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情報元: https://powerbi.microsoft.com/en-us/blog/power-bi-mobile-apps-update-june-2016/