Microsoftは2016年7月28日にAzure開発チームのブログ投稿で、ホストOSのアップデート機能として、「インプレース仮想マシン移行機能」を展開することで、重要な更新プログラム適用時の仮想マシンの再起動を不要にすることを発表しました。以下はその発表内容を和訳したものです。

我々は継続的に新たなプラットフォームを追加することで、既存のインフラストラクチャーに対して更なる信頼性と可用性を担保し、お客様へより良い体験が得られるようにしています。

オペレーティングシステムの重要な更新プログラムを提供するには、従来、再起動が必要でした。これからのほぼほとんどの仮想マシンでは、Azureの「インプレース仮想マシン移行(in-place virtual machine migration)」機能で、ローカルの一時ディスクとメモリーステートが保管された状態にし、最大30秒だけ仮想マシンの動作を停止させるだけで更新されるようになります。

特定の重要な更新プログラムに関しては、皆様の仮想マシンで既にこれらの機能が利用されています。2016年度の後半では、更なるプラットフォームのアップデートを行い、ほとんどの更新プログラムで、仮想マシンを再起動させる必要がなくなります。我々の目標は、ホストオペレーティングシステムのアップデートを適用する際に、全く仮想マシンを再起動させる必要がない状態にすることです。

クリップ元: https://azure.microsoft.com/en-us/updates/azure-in-place-virtual-machine-migration-eliminates-virtual-machine-reboots-during-critical-security-updates-for-host-os/