マイクロソフトは11月16日に、機械学習サービスの、Azure Machine Learningを東日本とUS East 2のデータセンターからもデプロイ(展開)できるようになったことを発表しました。以下はその発表内容を和訳したものです。

Azure Machine Learningは東日本とUS East 2で一般公開されました。これらのリージョンでは、他のAzureリージョン(US 中央(南)、東南アジア、西ヨーロッパ、ドイツ中央)と同様の価格とSLAで提供します。

東日本

日本のお客様でデータのストレージや演算処理が日本でなければいけない方は、これからはAzure Machine Learningを日本でもご利用いただけます。Azure MLスタジオへデータをアップロードし、モデルをトレーニングし、ウェブサービスをデプロイすることがすべて東日本リージョンでできるようにました。
東日本リージョンで新しいワークスペースを作成するには、Azure ポータルから、「新規」、「Intelligence + analytics」から「Machine Learning Workspace」を選択し、場所を「東日本」にします。

ワークスペースが作成されたら、メールでワークスペースへのリンクが表示されます。また、Azure Machine Learning Studioへ直接アクセスすることも可能です。サインインし、ワークスペースセレクターから「Japan East」を選択します。

既存の実験を、他のリージョンから移行したい場合は、Power Shell内にある、Copy-AmlExperiment cmdlet を実行するか、未公開の実験をGalleryへ(リンクのある方のみへ発行するという選択しを選んだ状態で)発行します。発行されたリンクをクリックし、「Open in Studio」をクリックすれば、新しく作成した東日本のワークスペースへ発行した実験がインポートされます。

無料またはGuest Accessのワークスペースを利用している場合は、引き続きUS South Centralリージョンで作成・実行されます

US East 2

アメリカに新たなリージョンを高可用性のために利用する用途や、より低いレイテンシーのため等Azure US East 2リージョンがウェブサービスで利用できるようになりました。US East 2へウェブサービスをデプロイする場合、Studio内でワークスペースをどれかのリージョンで開き、予測モデルを作成します。作成したら、「Deploy Web Service」をクリックし、「Deploy Web Service [New] Preview」を選択します。

新しいウェブサービスの管理ポータルへアクセスしたら、「Web Services」を選択します。コピーしたいウェブサービスを選択し、「Copy」をクリックします。「East US 2」をリージョンとして指定し、「Copy」をクリックします。これで新たなウェブサービスがUS East 2のリージョンへコピーされ、他のAzure MLウェブサービスと同様に利用できます。

他に質問等ありましたら、 Azure ML forumへ投稿ください!
情報元:
https://blogs.technet.microsoft.com/machinelearning/2016/11/16/azure-ml-available-in-japan-east-and-us-east-2/